映画「ハンナアレント」
政治学者、ハンナアレントの生涯を描いた作品。著書『人間の條件』は難しく、途中で離脱した思い出がある。
終始、「かっこいいなー!」という感情で恍惚とした表情になっていたと思う、恥ずかしながら。
「正義」とは何か、「正しい」とは何かを自問自答せざるをえない内容。
特に今、自分が卒論を書いていて、自分なりの答えを導かないといけないことも合間って。
来年は社会人だし、もっと答えを、それも説得力を帯びて、出していかないといけないんだろうなー。
ハンナは答えを導く作業を繰り返し、繰り返し、生きていたんだと思う。尊敬。
思うに、ハンナがかっこよく強いのは、意志の強さが関係していると思う。
同胞に拒否されようが貫き、闘う。それが出来るのは、彼女にプラットフォームがあるから。愛する人という。
強い意志でも、発揮できない環境だと意味がない。
そういう意味で、自分も環境を整え、誰になんといわれても動じない強い意志を、確固たる意志を心に抱き続けようと決心できた映画だった。
映画『ハンナアレント』75点